質屋は消費者金融とは違います

質流れ

質草が流れる質流れまでは3ヶ月の期間があります。

質屋では消費者金融とは違い、融資されたお金を返済する必要はありません。 このことを意外に思う人もいるようですが、何も不思議な点はなくただ質草が 流れて所有権を手放すだけのことです。 返済義務がないということは催促もありません。 融資を受けた時点で質草が流れてもいいと考えているのなら、一円も返済をしない まま3ヶ月経過したらもうお互いになんのしがらみも無くなるので、サラ金よりも あっさりとお付き合いをすることができるでしょう。 質流れになっても質屋は困りませんし、向こうが取立てをすることは一切なく こちらは平和な日々を送ることができるのです。 サラ金でお金を借りると取立てを受けて恐い思いをしそうだと心配している人も いますが、実際はよほど悪質な場合でなければ常識の範囲内でしか催促をされる 恐れはありません。 でもやはり落ち着かない気分になりますし、返済の事を考えて憂鬱になり幸せな 生活を続けることは困難な心理状態になります。 余裕で返せるのならそんな不安に押しつぶされそうな毎日とはおさらばできますが、 借金をするからには収入が足りていないことが明らかで返すことができるか常時 頭の中でグルグル考えてしまうでしょう。 コンビニでのショッピングも控えるようになって娯楽に使うお金も削り、趣味の ホビーも疎かになってしまう、これがサラ金を利用する弊害です。 ですが質屋ならそんな心配はいりません。 返済する義務はありませんし、間に合わなかったからと遅延利息が上乗せされる こともなく取り立ての電話もありません。 ただ質草が流れるだけで万事解決します。 質流れにしたくない場合のみ返済することになりますが、そうでなければ融資を 受けてから一度も質屋と接触せずに取引を終わらすことができるのです。 もし質草を手放せないのなら返済をすることになりますが、その場合はサラ金と 同じように融資された金額に応じて金利を支払うことになります。 借りた分だけ返したのでは質屋になんのメリットもないので金利が発生するのは 当然で、この点に文句を言うのは我がままなので従いましょう。 金利の上限は消費者金融とは仕組みが違うので全く同じではなく、月利9%までが 認められています。 消費者金融がおよそ年利20%なので相当割高に思えますが営業区分が違うので 違法な暴利でもなく、短期間の融資がほとんどの質屋ならではの数値です。 何年も質草を預けっぱなしにする利用者はほとんどいないのですが、それは融資を 受けて返済をしないまま3ヶ月が経過したら質流れになるからです。 短期向けの融資であり、何年も自転車を漕ぐように取引を続ける消費者金融との 違いがここにもあるわけで、また必ずしも受けた融資を返済する義務がないこと から月利9%というのが認められているのでしょう。 いちおう全額を返済しなくても3ヶ月の間に金利部分を支払えば、質流れには ならず付かず離れずの関係を継続することはできるので、何年もお付き合いを 続行することは可能なシステムにはなっています。 なので長期間物品を「預かってもらう」ような形で利用するのなら相談して金利 を低く設定してもらうこともできますし、消費者金融やリサイクルショップとは 違う取引を楽しむ方法も隠されています。 無担保で融資を受けたいのなら消費者金融、高価な品物を高く換金したいのなら リサイクルショップ、担保を預けてお金を融通したければ質屋、このように上手 に使い分けつつ質屋ならではの活用方法を探してみるのもいいかもしれません。